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エイリアンコレクターならばいつかは手に入れたい究極の逸品、ディストーションズのビッグチャップマスク。 しかし製造されたのはたったの2ダースな上に10数年も前のアイテムであるためにプレミアもハンパではなく、仮にお金を持ってたとしてもそう簡単には買えるモノではない。
そんな貴重なアイテムならば当然どこかでコッソリとコピーを作るやつがいるわけで、このマスクのニセモノもラテックス製のほかにもFRP製のものやベースが付属したものなど、数種存在する。
今回手に入れたニセモノはラテックス製のもので昔都内に出回ったものらしく、詳しいことについてはALI氏のサイトを参照のこと。 写真を見ての通り、かろうじてエイリアンの面影を残しているかな、ってな代物なのでこれをベースにどこまでカッコよくなるかを制作途中の写真を元に紹介します。 同じものを所有している、または手に入れた方の参考にでもなれば。
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ボコッと張り出した眉間、小さな眼孔、テキトーに貼りつけただけの歯がなんとも悲しい代物。 ラテックスの厚みが各部で均一ではないため、平気で穴が空いていたりする。 さらにラテックス自体は黒なのに上からグレーで塗装してる。 一体どういう基準でこうしたのかサッパリ謎!!遠目からみるとエイリアンに見えるんだが、近づいて細部を見るとモドキにしか見えない。 「いい仕事してませんね」、とガックリうなだれてしまうことうけあい。
ともあれガックリしてばかりはいられないのでスチロール製のマネキンヘッドに被せ、後頭部に小さな穴を空けて工業用の発泡ウレタンフォームを充填。 1時間もすれば硬化し、これで形も歪まない。 |
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というワケでまずご覧のように歯を全て剥がす。 エポキシ系の接着剤でガッチリと固定されているのでニッパーやペンチでベリベリと。下地がゴムなのでグニグニと変形させるとペリペリと剥がれてくるのであとは一気に。
続いて眉間部分の削除。 このマスク自体、ラテックスの厚みが5mm近くあるのでカッターなんかではまったく歯が立たない。 そこで考えたのがホットナイフ。 ハンダごての先が刃のようになっているもので、ホームセンターや電気関係の材料店へ行けば手に入る。 1500円程度。 これを使って大まかにいらない部分を切ってしまう。
写真は眉間を削除し、眼孔を大きく切り広げた状態。 |
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先ほど空けた眉間の穴の裏側からエポキシパテをテキトーに盛り付ける。裏側から盛り、表面からは1段下がったような状態で乾燥を待つ。 パテが乾燥してシッカリ固まったら隙間から瞬間接着剤を流し込み、さらに固定。 その後頭頂部から鼻先のラインがキレイになるように再度パテを盛りつけて境目をわからなくする。 写真には載ってないが、このあと眼孔の周りにもパテを盛って目つきを鋭くした。
続いて口。元々の状態では歯茎がかなり前に出ている状態のため、ラインに沿って切り離す。 その後位置を奥に調整して再接着。 |
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ここで全体のバランスを見るためにベースカラーを簡単に塗装。 頭蓋骨部分はMrカラーのキャラクターフレッシュ(No.111)をスプレー缶でブワーッと吹き、黒い部分はただのマットブラック。 小スケールのキットなどは陰影を付けるが、実物大なので黒一色のみ。 めんどくさいだけとも言うが。 これにより眉間の新造した部分の境目などをチェック。 再度パテを薄盛りしたりして完全に境目を消す。
再接着した歯茎には、まずネンドでダミーの歯を数本作り、それを貼りつけた状態で歯茎を造型。 手元に鏡を置き、時折自分の歯茎を参考にしつつエポキシパテを少量づつ盛りながら作っていく。 |
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■STEP 5: |
だんだんエイリアンに見えてきた! |
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歯茎のパテが固まったら全体の塗装。 前述のカラーでこれまたブワーッと塗る。 色の境目はティッシュペーパーとマスキングテープの併用で経済的に。 これ大事。
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写真はすでに塗装を完了してる状態だけど、続いて歯を作る。 歯茎の大きさに合わせてスカルピーで作る。 このときほんの少し大きいイメージで作る。 全部作ったら形が変わらないようにそうっとスカルピーを剥がし、オーブンで焼く。
硬化したら荒めのサンドペーパーで形を整える。 ちょっと大きく作っておいたのはこのため。 歯はメタルカラーで塗装するため、表面は最終的に1200番のサンドペーパーを使って仕上げる。 歯の表面がツルツルになったらメタルカラーのクロームシルバーを塗り、完全に乾燥したら布などで磨く。 すると写真のようにピカピカの歯の出来あがり。 |
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| さあやっと仕上げの塗装。 頭部にはヒビにも見える模様が一面に施されているので、資料を参考にしながらエアブラシで描く。 ポイントとしては細い線を幾重にも重ねて1本の線にするとよりらしく見える。 眼孔や鼻腔、パイプのくぼみなどにも色を乗せることによりリアル感がグッと増す。 |
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あとがき:
なんとか完成したエイリアンヘッド。 元の状態から比べるとかなりイイ具合になったんじゃないかな。 やっぱり俺は天才だ!と梅酒片手に自画自賛。 ま、2、3日もすりゃ気に入らないとこが出てくるワケだが。 これでドームもあれば言うことナシだが、それはさすがに無理ってもの。 最終的にはマネキンヘッドの胸の部分を知り合いのディスプレイ業者に加工してもらい、木製のベースを付けてMacintoshで自作したオリジナルラベルをつけて完成。
ちなみに今回の諸費用は、ヘッドが25000円(ヤフオクにて)、材料費が8000円の計33000円。 制作期間は仕事の合間を縫いつつの約3日。 自作したということもあり、かなりお気に入りの一品になりました。 |
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